こんにちは、今回から内向的心理機能について解説していきます。
Ti(内向的思考)を上手に使うタイプ
第一機能にTiを持つタイプ
・ISTP(巨匠)
・INTP(論理学者)
第二機能にTiを持つタイプ(かなり上手)
・ESTP(起業家)
記事作成中…
・ENTP(討論者)
Ti(内向的思考)とはどのような機能か
Te(外向的思考)は、事実や具体的な結果を重視する理論であるのに対し、Tiはそのような事実よりも、内部の思考プロセスに焦点を当てます。Tiユーザーは事実よりもまず、個人的な理解と知性に基づいて頭の中でアイデアや理論を形成し、次にそれを検証する場として外の世界に目を向けます。
例を挙げましょう。例えば風呂場の洗面台には曇り止め用のスイッチがついていることがあります。Teユーザーはこれをなんの疑問も持たず使います。彼らにとっては「洗面台の鏡が曇らない」という結果がもたらされればそれで良いのです。ただTiユーザーはそうはいきません。「なぜ曇り止めのスイッチを押すと鏡が曇らなくなるのか」という過程が気になります。そこに納得がいかないと曇り止めのスイッチを使おうとしません。
これはあくまでもTeとTiの違いを体感的に理解するための例であり、全ての人間にこれが当てはまるわけではなくむしろばらつきが多いでしょう。この例がしっくりこない方は「曇り止め用のスイッチ」を自分の身近な単語に置き換えてみてください。例えば「社会常識」だとか「校則」などです。
さて、このような性質からTiユーザーは事実に懐疑的です。これは他者からすると時に「頑固」「理解ができない人」「非効率的な人」というネガティブな印象に映ることもあれば、「アイデアマン」「自由を謳歌する人」「偏見のない人」といったポジティブな印象として見られる面もあります。
Tiの思考方法は学問で言うと”数学”に近いです。数学というのは外部の現象に対応している部分があるもののそれはごく一部に過ぎず、基本的には外部の現象に依存せず数学という枠組み内の理論で完結している学問です。
Teの思考方法は学問で言うと”化学”や物理学”などといった自然科学に近いです。これらの学問は数学とは異なり、理論が外部の現象を100%説明できることが求められます。つまり事実ありきの理論です。