心理機能ってなに?それぞれの特徴と並び順の意味について詳しく解説!

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心理機能ってなに?特徴を解説!

アルファベットの意味は分かったけど、
SeとかTiとか、機能の後ろにe,iが付くときあるよね
あれが良く分からないんだよね。

MBTIに詳しい猫

心理機能のことだな。一見難しそうに見えて
実は簡単に理解できるぞ。ひとつひとつ順を追って説明していこう。

前にちょっと触れてたけど、
それぞれのタイプごとに使いやすい機能の順番があるって話だったよね。

MBTIに詳しい猫

そうだな、まずは自分のタイプが、どの順番で知覚機能(S,N)と判断機能(F,T)を使っているのか、表を見ながら確認していこう。

前回の記事

「機能ってなに?」「SとかTの意味が分からない」と感じた人は、以下の記事にまとめてありますので、ご覧ください。
画像で分かりやすく解説。簡易テストもあるので、楽しく自分の性格タイプを知ることができます。

目次

心理機能をざっくり説明

MBTI™(ベーシックセッション)や16 type personalitiesでは、分かりやすく表記するためにタイプをアルファベット4文字で表しますが、
元々ユングが考えた理論では心理機能という概念を使っていました。
心理機能は全部で8つ「Se, Si, Ne, Ni, Fe, Fi, Te, Ti」で、
「INFJ」という性格タイプを表したいなら、「Ni – (Fe – Ti) – Se」のように心理機能の順番で表すことができます。

INFJの表記だと何が得意かしか分かりませんでしたが、心理機能を使うと以下のような疑問も解決できます。
・FとTどっちも使っている気がする
・同じSなのに全然違う性格に見える
・EとIどっちか分からないときがある

※厳密に言えば、心理機能の順番はMBTI™の祖マイヤーズらが発見したものとされていますが、ユングの理論にも十分示されていると著者は考えるため、あえてタイプ論のものとしています。

自分のタイプの心理機能の順番は?

まずは、自分の性格タイプがどんな心理機能を持っているのか見てみましょう。

MBTIとタイプダイナミクスの対応表

MBTI/16per (アルファベット4文字) 心理機能の並び
ESFP (エンターティナー)Se – Fi – Te – Ni
ENFP (広報活動家)Ne – Fi – Te – Si
ESTP (起業家)Se – Ti – Fe – Ni
ENTP (討論者)Ne – Ti – Fe – Si
ESFJ (領事館)Fe – Si – Ne – Ti
ENFJ (主人公)Fe – Ni – Se – Ti
ESTJ (幹部)Te – Si – Ne – Fi
ENTJ (指揮官)Te – Ni – Se – Fi
ISFP (冒険家)Fi – Se – Ni – Te
INFP (仲介者)Fi – Ne – Si – Te
ISTP (巨匠)Ti – Se – Ni – Fe
INTP (論理学者)Ti – Ne – Si – Fe
ISFJ (擁護者)Si – Fe – Ti – Ne
INFJ (提唱者)Ni – Fe – Ti – Se
ISTJ (管理者)Si – Te – Fi – Ne
INTJ (建築家)Ni – Te -Fi -Se

私はENFPだから…
Ne – Fi – Te – Si
の順番だね。

まずはこのアルファベットと順番を覚えておこう。
次はそれぞれのアルファベットの意味を見ていくよ。
とりあえず2つ目までのNeとFiだけ見ればいい。

各心理機能に見られる典型的な特徴

ここでは先ほど覚えた心理機能を1つずつ見てみよう。
それぞれの機能の現れ方を表にしてみたから、自分に当てはまるものを見てくれ。

機能機能+(外向/内向)機能に見られる典型的な特徴
知覚Se現実的で行動的、いつどこで誰がなど情報を抑えるのが上手。その場の状況を徹底的に捉える。「いま」に焦点が当たりやすい。外部からの刺激に関心がある。気さく。
知覚Si思慮深く現実的。注意深く、事実を積み重ねる。細部に惹かれる。
自分が蓄えた情報を大切し、自信がある。こつこつ努力をする。
知覚Ne改革的で行動的。可能性や抽象的な概念に注目する。素早くアイデアを出す。
慣習にとらわれない。他の人や物の可能性を見つけワクワクする。
知覚Ni学術的で理論的。概念や理論が好き。物事の本質に興味がある。
未来の可能性に関心を向ける。落ち着いていて、集中力がある。
判断Fe社交的で共感的。優しい。人と交流したり、協力したりすることに興味がある
他者の気持ちや価値観に関心を向ける。人についての問題を解決したい。
判断Fi調和的で芸術肌。独自の考えや価値観を持つ。思慮深く、受容的。
自身の価値観や感情を大切にする。個人を大切にする価値観を持つ。
判断Te合理的で分析的。議論が好き。様々な考え方や処理の仕方を持っている。
外界の物事を体系づけ、対処していくことに興味がある。考えたことを行動に移す。
判断Ti思慮深く理論的。考えを組み立てて整理する。自分の中で分析することを好む。
自身の中で物事を体系的に整理することに関心がある。独自性を持つ。

NeとFiだから、改革的で行動的っていうのと、思慮深く受容的だね。
自分で言うのも照れるけど、何となく合ってる気がするな。

小文字のeとiは外向/内向を表しているが、
内向:「自分の内側の」思考・感覚・感情などを知覚/判断に用いる
外向;「外界の」思考・感覚・感情などを知覚/判断に用いる

ということになる。
Neは外界で具体的な事象よりも可能性などを探すため、
多少のリスクを許容し未来に目を向ける、つまり改革的だ、ということだろうな。

もっと具体的に自分の心理機能を知りたい人は以下の記事を参考にしてみてくれ。

主機能と劣等機能 ~機能の並び順は何を意味するのか~

上の図を見れば分かる通り、一番使いやすい機能から順に
主機能、補助機能、第三機能、劣等機能という名前になる。

僕のタイプだね。これで何が分かるの?

まず、分かりやすいのは劣等機能だな。
Neが劣等ということは、「可能性や抽象的な動きを外界で求めることが少ない」≒「夢想したり、可能性を創造したりする機能が発達していない」可能性がある。
これは、Neの代わりにSiを使い、具体的に物事を把握し続けることで問題を解決してきたので、使う必要があまりなかったからとも言えるだろう。

うーん、どうだろ。いまいち分からないや

すべての人は例外だ。当てはまらない場合もある。

そうだな、君の話をすると、この前投資を始めたと言っていたよな。
始めるとき「みんながやり始めているし、そんなに危ないものじゃないだろう」そういう風には思えなかったんじゃないか?
Si有意(Ne劣等)の人は自分が安心できるまで、徹底的に事実を調べるという方法をとりがちだ。

うん、実際いろいろ調べたよ。普通の人よりは詳しい自信がある。
そうか、何となくだけど分かってきた気がする。

もっと深掘り ~ 劣等機能はほんとうに”劣等”なのか~
劣等機能は、無意識で働く機能とも言われており、意識して扱うことが難しい機能です。
よく、Teが劣等だから頭が悪いという勘違いを見ますが、そうではありません。
Teが劣等でも驚くほど論理的に行動する人もいれば、整理された議論を好む人もいます。
ただ、無意識下にあるため意識して使うのに時間がかかるだけなのです。

劣等機能はタイプ論の中で最も大事な概念です。心理機能を学び、準備ができた時是非劣等機能の記事をご覧ください。

各心理機能の詳細な解説

心理機能について詳細な解説を見たい方は、少し難しいですが以下を参考にしてみてください。

まとめ

同じSでも、SeとSiでは全く違うし、機能の並び順も性格に大きく影響してくる
心理機能から性格タイプを見れるようになると、タイプ判定だけじゃなく、自分の悩みの原因やコミュニケーションの癖、恋愛における悩みといった具体的な事象まで捉えることができる。
是非この記事のあとに個別の記事を見てみてくれ。前より多くのことが分かるようになっているはずだ。

MBTIタイプダイナミクス
ESFP (エンターティナー)Se – Fi – Te – Ni
ENFP (広報活動家)Ne – Fi – Te – Si
ESTP (起業家)Se – Ti – Fe – Ni
ENTP (討論者)Ne – Ti – Fe – Si
ESFJ (領事館)Fe – Si – Ne – Ti
ENFJ (主人公)Fe – Ni – Se – Ti
ESTJ (幹部)Te – Si – Ne – Fi
ENTJ (指揮官)Te – Ni – Se – Fi
ISFP (冒険家)Fi – Se – Ni – Te
INFP (仲介者)Fi – Ne – Si – Te
ISTP (巨匠)Ti – Se – Ni – Fe
INTP (論理学者)Ti – Ne – Si – Fe
ISFJ (擁護者)Si – Fe – Ti – Ne
INFJ (提唱者)Ni – Fe – Ti – Se
ISTJ (管理者)Si – Te – Fi – Ne
INTJ (建築家)Ni – Te -Fi -Se
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