ENFJの性格 by pascal

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ENFJの特徴

ENFJは人の気持ちを察する才能があります。
動機や感情、出来事の背景や人間関係を捉えながら、常に相手の立場に立って物事を考えるため、グループをまとめる精神的な支柱となることが多いでしょう。

ENFJの中心的な興味は人にあり、もっと言えば人の可能性や未来・動機や関係性に関心があります。
ENFJの逆、S型のESFJは具体的に思いやりの示し方や実際に役立つ方法、感じの良い場所自体に関心が向きます。

このことから分かる通り、ENFJは方法論や忠実さといった言葉にやや退屈を覚えます。
実際に役に立っているかはESFJと同じように、ENFJにとっても大事なことです。しかし、ENFJにとって真に役に立つということは、温かさを与えるだけでなく、その人の葛藤や関係性の問題を解消し、その人にとっての本当の幸せを与えることなのです。

ENFJの特徴
・好意や熱意をもって相手に接する
・相手のことを無条件に受け入れながら話を聞く
・人を支援したいと心から思い、実際に行動する
・人間だけにとどまらず草木や動物にも力を感じることがある
・前向きな関係性や気分が良くなる方向に目を向けやすい
・自分を含めたすべての人の貢献が評価されてほしいと感じる
・人と関わることやおしゃべりが好き

ENFJとエンパス

ENFJはエンパス(empath)と言われることがあります。共感性が高く、他者の感情に影響されやすい人のことを言いますが、ENFJはエンパスの気質があると考えられます。

NFJタイプは人の話を聞くとき、頭の中を空っぽにし、相手の意図や動機・感情や関係性を頭に描いていきます。それは、相手自身を頭の中に映し出す鏡のようなもので、自身の感情は一旦脇に置かれます。
自身の痛みや疑念、嫌悪感や優越感、そういったものを一度シャットアウトして相手を見るのです。

そうやって共感をすることで、相手の状況や気持ちを理解し、人をまとめたり、調和を作り出したりします。
ENFJが他者の良いところを引き出せるのも、この共感能力から相手を抽象的に理解できるからです。

心理機能から見たENFJ

もう少し具体的に理論を見ていきましょう。
ENFJは主機能に外向的感情(Fe)を持ちます。これは、他のどの機能よりも人に対する判断を信頼するということです。

辛そうにしている人を見れば何とかしてあげたいと思うこと、温かさを分けてそれが返って来たときの喜び、受けれようとして拒絶されたときの経験、そのどれもがENFJにとって一番に信頼するものであり、現実世界そのものなのです。

他のタイプ、例えばNi-FeのINFJは、辛そうにしている人を見ても、自身から見たその人のイメージ(Ni)やそれを認識すること自体を優先するため、ENFJほど強く、助けなければいけないという気持ちは起きません。

ENFJは、困っているという判断(Fe)を信頼し優先するため、率先して困っている相手を助けようとします。
このことでよくENFJは人との距離感に悩みます。自分の助けたいという欲求を抑え、助けを求めてくれるのを待つ姿勢を持つようになったり、相手と距離を置く方法を覚えていきます。

ENFJが見ているもの

ENFJは何を見ているのでしょうか。

ENFJはすべての生き物をつながりや感情の内に捉えています。そして、それらの自分にとって大切なものの中に調和を作り出すことを心から望んでいます。

そのためにはENFJは相手の感情や動機を認識する必要があると考えます。これらを正確に感じ取ることで、時には動機が全く反対の人でも、協力をする雰囲気を作り出し、調和を生み出すことができるでしょう。

感情や動機を感じ取るために、ENFJは頭をぼうっとさせます。詳細に集中するのではなく、全体を理解するように頭を使います。個別の事象だけを考えるのではなく、その人の価値観や性格・周囲との関りを知覚しながら、なぜこの人の感情が動いたのか、それを非言語的に理解します。

また、ENFJは上記のようなパターン・抽象的な知覚以外にも、事実への良い目も持っています。
現実に起きたことを1つずつ整理し、積み上げるようにその人の感情を追っていきます。

こうやってENFJは抽象と具体の知覚を使い分けることにより、相手の感情を正確に受け取り、相手のことを心から理解しようとします。そして相手の心が見えるからこそ、相手のことをを助けたいと思うのです。

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