INFPの特徴と偏見 -認知と行動から見るINFP-

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今日は、INFPの心の内を見ていこう。
INFPは自分の中に確固たる価値観を持っており、
表情には出ないが感情豊かで情に深い性格タイプだ。

INFPの友達はすっごく優しい子が多い印象だな。
偏見なんてなさそうだけど、どうなんだろう。

目次

INFP (仲介者の特徴と偏見)

1. 得意なこと

人やアイデア・価値観に興味を持ち、新しい視点から人を理解すること。

2. 苦手なこと

客観的で論理的に物事や人の可能性を考えること。

3. 自己認識

時間と努力によって理想を叶える自信がある。

4. 信頼すること

人や関係に対するひらめき。

5. 偏見や先入観

型にはまった考え方は、良い解決にならない。
議論より一人で内省する方が効果的で、グループでは調和を保った方が良い。

6. 誠実さの表現

想いや考えをしっかり時間をかけてまとめて表現する。自分の気持ちを文字に起こしたり、電話をする・象徴的な贈り物を贈るなどで相手への尊重を表現する。

7. 共感行動

他者の感情を理解し、どんな時でも共感を示す。
個人的な気持ちに対して、自身の考えや思いやりを表現する。

8. 尊重を感じるとき

忍耐と努力が、自分や誰かにとって意味のあるものであると認められる環境にいるとき。

9. 嫌悪感を覚える時

自身の思いやりや動機が疑われたり、人間関係に対する考えを批判されたとき。

10. 他意のない言動

相手を嫌な気分にさせるような情報をあえて共有しないとき。

簡単な解説

  1. 得意なこと
    INFPは心を開く人を選びますが、自らが他者を理解することには意欲的です。一見社会で受け入れられないような価値観やアイデアに対してでも寛容に受け入れ、ありのままの相手を理解しようとします。
    INFPは傾聴力のあるタイプで、かつ感情のスペシャリストともいえます。カウンセラーに向いていると言われるのもこれが理由になります。

  2. 苦手なこと
    INFPは感情の視点から物事を考えるのが得意ですが、論理的な判断には多くのエネルギーと労力を必要とします。
    例えば、ファイナンシャルプランナーに支出の見直しをお願いするとき、その提案が論理的で妥当か・価格設定が適切かなど考える方へあまり意識が向かず、その人が好ましいかや信頼できそうかで判断することが多いということです。
    もちろん、論理的な判断ができないわけではないですし、どちらが優れているという問題ではないのですが、
    INFPが論理的判断をするには、十分な時間と集中できる環境が必要になります。

  3. 自己認識
    INFPは上記の通り自分と対象を切り離して論理に徹するのが難しい性質を持っていますが、物事を達成するために他のタイプにはない優れた方法を持っています。それは努力と積み重ねによる研鑽です。
    自分の信念を強く持っているINFPは、努力を長く続けることができます。
    また、完璧主義に近いところもあり、隅々まで情報を収集したり、オールラウンダーになろうとします。
    この性質から、INFPは時間と忍耐を評価しており、自身にそれを課すのです。

  4. 信頼すること
    INFPは自身の感情をよく理解し、制御する方法を知っていますが、それは感情のグラデーションを細かく認識しているからできることです。
    様々な感情を知っているということは、相手の感情を深く理解することができるということでもあります。
    そのためINFPは人間関係における洞察に自信があり、同時に信頼しています。

    近年は思考(T)が必要以上にもてはやされていますが、
    感情(F)が「合理」機能と言われていることからも分かる通り、
    INFPにとって感情で判断することは十分「合理」的なのであり、見方が違うだけなのです。

  5. 偏見や先入観
    INFPは型にはまった考え方を嫌います。ひとつの型にとらわれることは視野を狭めることに繋がり、多くのアイデアや意見・方法論の中から、一番良いものを選ぶ方がより良い選択ができると考えるからです。

    確かに、型というのは複雑な物事をシンプルにしてしまいますが、それゆえに簡単に使うことができ汎用性が高いです。さらに、多くの意見が本当に有用な意見を隠してしまう場合もあります。

    また、議論をするより1人で考える方が有用であるという偏見がありますが、
    1人で感情や思考を整理することが苦手なタイプもいますし、調和を保たずに議論をする方が有益な結果を得られることも多くあります。

    これらの偏見は、自身の知覚する世界が他者と一緒であるという偏見に基づいており、違う方法や考え方もあるということを認識しておくことが大切になります。

  6. 誠実さの表現
    誠実さの表現方法として、INFPはしっかりと時間をかけて考えた自分の気持ちを相手に伝えることがあります。
    自分の感情や価値観をしっかり認識し整理するのが得意なINFPですが、得意だからこそ自分の感情を知ることは時間がかかることを知っています。
    ノートに書き留めたり、散歩をしながら考えたり、様々な方法で自分の気持ちに向き合い、相手のことを考える。
    こうして考えた思いを相手に伝えることでINFPは誠実さを表現します。
    しかし、この過程は相手には見えづらく、お互いに不満や誤解が生まれることがあるため注意が必要です。

  7. 共感行動
    友人の相談を聞くとき、INFPは相手の気持ちに共感する傾向があります。話の途中で自分の意見を挟まず、最後まで相手の話を聞いた後に自分の気持ちや経験を伝えます。
    自分の意見を伝えるときも相手の気持ちを十分に尊重し、言葉を選びながら行います。

  8. 尊重を感じるとき
    INFPは自分の努力や忍耐が認められるような環境で、尊重されていると感じます。
    これはINFPが自分の感情をあまり表に出さず、成果を誇示することもしないため、認められることが他タイプに比べて少ないためであると考えられます。

  9. 嫌悪感を感じるとき
    ここまでに見てきた通り、INFPは自分の感情に対して非常に誠実に時間をかけて想いを言葉にしています。
    そのため自分の気持ちや思いやりが根拠もなく疑われると強い嫌悪感を覚えます。
    また、INFPは人間関係についても自分の感情と相手の感情を時間をかけて考えているため、その考えを尊重して欲しいと思っています。

  10. 他意のな言動
    このようにINFPは自分の気持ちや価値観を熟知しており、相手の気持ちも自分のことのように分かります。
    そのため、相手を嫌な気分にさせてしまう情報を隠すことがあります。それは優しさである反面、決断を先送りにするような側面もあります。時には相手を嫌な気分にしてでも伝えなければいけないことがあるということを心にとめておきましょう。

まとめ

INFPの子が優しいのは、感情について時間をかけて考えてるからなんだね。

そうだな。INFPは感情のスペシャリストだ。自分の感情はもちろん、相手の感情・価値観も尊重しながら生きている。
他者の考えを本当の意味で尊重することは大変なことだ。世の中には口だけの尊重も多いからな。
INFPはその点相手をしっかりと理解し、尊重することができる。心が広く優しい性格と言えるだろう。

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