【タイプ判定】INTPとINFJの違い

当ページのリンクには広告が含まれています。

皆さんこんにちは、コブータです。

今日は、ミスタイプの多いINTP-INFJのタイプ判定のコツについてお伝えします。
このタイプは外から見ると違いがはっきりしているのですが、自身で考えると意外と断言できなかったりします。

心理機能を用いながら両タイプの違いを見ていきましょう。

目次

INTPの特徴

INTPは論理学者の名の通り、理論について考えたり、問題を解決するためにまとめたり批評したりするときに力を発揮します。多くのINTPは、朝起きてから寝るときまでずっと頭が回転しており、自分が数えきれないほど多くの事柄に対して思考を続けていると認識しています。

また、自身の論理体系を組み立ててそれをもとに分析したり、逆説的に物事を見ることに自信があり、普段の生活でも論理的に一貫していることを重視します。
自身の考えた理論が現実世界で正しいと確かめること、自身の理論体系を修正していくことに意識が向きやすく、そのために休まず情報を集めようとします。

また、劣等機能に外向的感情(Fe)を持っているため、他者への影響に疎かったり、価値観や感情より論理的に正しいことを優先する傾向があります。

INFJの特徴

INFJはイメージの中で生きる性格タイプです。主機能であるNiにより、内面世界を詳細に観察し、自身のイメージを外界と照らし合わせながら生活します。何よりもイメージに心が惹かれるため、哲学や理論・心理学や社会学・感情などに興味を持ちます。複雑で抽象的な事柄、それも人に関わることであれば、INFJはモチベーションを維持し続けることができます。

このタイプは自分の発言やそれが他者に与える影響に対して非常に敏感です。言葉がどのようにその人に影響し、どういった価値観が傷付けられるのか、無意識下で理解します。
もちろん、これはすべてのINFJに当てはまるわけではありません。正確な観察ができなければ的外れな配慮となりますし、これまでの人生経験によっても配慮の仕方は異なるでしょう。

しかし、INFJの心は確かに人の価値観や気持ちを汲み取る方向に働きます。どのような理由であっても、ほとんどのINFJは相手の感情を知覚し、それを材料として判断を下すというサイクルを自然に何度も繰り返しています。

INFJは劣等機能に外向的感覚(Se)を持つため、自分の考えを言葉にして分かりやすく伝えたり、理論を実際に適用することが苦手であることが多く、イメージを優先してしまう傾向があります。

INTP-INFJの似ている点

INTPとINFJの共通点は外の世界から距離を置いて、自分の中で考えることを好む点です。どちらのタイプもTiを持つため、自らの論理体系を持ち、それを外の世界に適用しようとします。

また、どちらも抽象的な話題が好きなため、哲学やタイプ論など興味を持つ点が似ているとも言えます。また、1対1で話をすることが好きで、思考をまとめるときは1人になりたい点も同じです。議論をする際は、互いに意見を言い合いますが、それぞれ自身の論理体系とイメージを大切にしており頑固であるため、納得いくまで話し合いをするでしょう。

INTPとINFJの異なる点

INTPは論理的整合性を信頼し、INFJはイメージを信頼する

INTPは整合性が取れた理論を最も信頼します。なので、何となくこう思う、というアイデアは議論の中で論理的に証明されなければならない衝動に駆られます。また、物事が論理的に繋がっており、整合性が取れていることを重視します。

一方INFJにとって、整合性はそこまで大事ではありません。INFJは自身のイメージが明確になっていくことが大事なのであり、自身のひらめきやイメージが現実において真となることが、論理的整合性より大切です。なので、何となくこう思う、というひらめきはINFJの中で動かしがたいものであり、それはほぼ正しい前提で論理的な根拠を後付けします。

これを論文の書き方で例えると、
INTPは仮説から出発し、アイデアを出しながら論理的整合性を重視しながら、論文を書いていくのに対し、
INFJは自身のイメージをもとに結論を出し、それを補強していくようにアイデアと論理的なつながりを作るということです。

結果的にINTPは自分が考えた論理的に正しい理論に自信を持っていますが、INFJは理論的な繋がりより自身のアイデア・ひらめきにより自信を持っているということになります。

INTPは理論全般に興味を持つが、INFJの興味は人に関することが中心となる

INTPは基本的に世界を構造化したいという欲求があり、抽象的な事柄の多くに興味を持ちます。
一方INFJは人に対する興味が強く、効率や完璧さはあまり求めません。

例えば得する旅行プランを立てるとなったとき、INTPはその計画を綿密に立て、実際にお得だったかを考えたりしますが、INFJはそれよりみんなが楽しめるかなど人にフォーカスした興味を持ちます。

この違いを学問的に表すと、INTPは哲学・INFJは倫理が好きということになります。

MBTI™やタイプ論に関しても、どちらも興味を示しますが、
INTPが理論的な正しさを検討したり、自分の中で腹落ちさせたいという衝動から興味を持つのに対し、
INFJは自身の経験の意味を知ったり、人間関係に落とし込みたい衝動から興味を持つ傾向があります。

INTPは自身の考えに従う、INFJは周囲に気を遣う

INTPは自身の考えが正しいと思うなら、周囲にどのように思われるか・周りの人がどのような感情になるかを重視しない傾向があります。これは、内向的思考(Ti)を最も信頼し、外向的感情(Fe)が意識されにくいことから起こります。

一方でINFJは、自身の考えが正しいかに関わらず、周囲の感情を害するかどうかで行動を決める傾向があります。論理的に正しいことより、周囲の調和を優先することが多いということです。

INTPはネガティブにFeを使う、INFJはポジティブにFeを使う

INTPは自身の思考が働かない場面、例えば社交の場やSNS、初対面の人との会話などでは、周囲からどう思われているかに敏感になりやすいです。場に沿った行動をしているか不安になったり、相手の感情を害していないかに過度に敏感になったりします。

一方INFJはFeをポジティブに使う傾向があり、心地よい場の空気を作ったり、相手の気持ちや気分に配慮しようとします。また、どんな相手でも肯定的な部分を認めるという形で表れることもあります。

INTPは詳細を意識するが、INFJは詳細を見落としがちである

INTPは自身の考えを一貫性のあるものにするために、具体的な状況を考えたり、過去の経験と照らし合わせたり、詳細に意識を向けることがありますが、INFJは詳細に目を向けるのが苦手で、自分のイメージを一貫性のある考えとして伝えることに難しさを感じる傾向があります。

これはINFJの劣等機能、外向的感覚(Se)によるものです。INFJはINTPのFeと同様、Seをネガティブに使うことがあり、執拗に意味のない詳細にこだわったり、事実を歪めて認識してしまうことがあります。

まとめ

個人的に、INTPとINFJはタイプの違いが明確に表れやすいと思っています。特に感情機能については明らかに違いがあります。

感情機能を意識的に使えているか、肯定的な使い方をしているか、普段から”感じ”を大切にしているかなどを見ればそこまで難しくないかと思います。

それでも分からない方は、一度心理機能の定義に立ち返ってみるとよいでしょう。
以下の記事を参考にしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次