直観機能を理解するためのヒント

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直観機能は事実の背後に潜んでいる未来の可能性や将来性を知覚する能力です。

直観はまず、物事の具体性から離れ、ぼーっと世界を認識することにより、世界のパターンを認識することから始まります。
これによって物事それ自体ではなく、パターンの変化を知覚しその後の動きを予知することができるのです。

ここで大切なのは、直観機能は無意識下を通って知覚されるということです。
Nユーザーは世界をぼーっと見て情報を集めていますが、それ自体ではまだ情報として知覚できていません。
それらの雑多な情報は無意識下で処理され、パターンの変化やプロセスの知覚といった形で抽象的に知覚され、意識に上ってくるのです。
そのため、Nユーザーが「今後この株式は下落するだろう」と直観を使って述べた時、無意識の思考を言語化しない限り、自分の思考・知覚のプロセスが分からないのです。

これは心理機能が発達していないNユーザーにとっては悩みの種になります。
そう思うけどなんでそうなのかは分からない。TやFの機能も未発達で説明も難しいということになりかねないからです。

外向直観機能は、直感から限りなく主観的な要素を排除した機能です。
そのため、外部の客体に対してのパターン認知や可能性の知覚が得意になります。

なのでNeユーザーは、トレーダー、株式仲買人、ファッション業界、実業家、ジャーナリストなど、新たに生起していくような可能性やパターンが存在する仕事をしていることが多いです。
流行を読んだり、企業の将来性を予測したり、とにかく変化が起き、それがパターンの認知により予測できるような場所に適性があります。時代を先取りした動きの中に身を置くのがこのタイプです。

このタイプの反対側にあるのが内的感覚機能(Si)で、”自身の内部”かつ”具体的な事実” に目を向けます。
そもそも具体性への知覚はぼーっとしてパターンを認知しているNユーザーは不得意ですし、
主観性が排除されているNeユーザーにとって、自分の内部に目を向けるのは難しいことです。

なので、SiはNeに対して無意識の機能として働きます。
自身の身体の欲求を満たしたり、身体に由来する感情に気付いたりすることが難しいと感じるでしょう。

内向的直観は主観的な要因に重きを置いた直観です。
そのため、内部で起きている物事のパターンや可能性の知覚が得意になります。

内部で起きている物事とは主観的な認識のことです。「私が思っていること」や「私が感じていること」は
全て主観的な認識になります。外部の刺激をきっかけとして、上記の主観的認識を頼りにしながら
ぼーっとした目でパターンや可能性を認識します。

例えば、「私が感じていること」に対して理由を見つけるために、Niユーザーは現実世界から離れます。
頭の中に感情のイメージを描き、そのイメージが思考判断や感情判断を通して生成・変化していく様を知覚します。
これによってNiユーザーは自分の中に信念と呼ばれるようなものを描き、確信を深めていくのです。

このタイプの反対にある機能は外向的感覚(Se)です。”自分の外部”かつ”具体的な事実”に目を向けるので、NeにとってのSiと同じく、Niユーザーにとっての盲点となります。
外部にある具体的な事実に気を払ったり、身体を意識的に動かすのが難しいと感じるでしょう。

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