こんにちは、パスカルです。
今回は、prmyrmさん(INFP 女性 20代前半)のインタビュー記事になります。
会話の節々から自分や相手にとって何が大切なのか、考えながら過ごしているのがとても伝わってきました。
そんなprmyrmさんの考え方が分かるように記事を書きましたのでぜひご覧ください。
インタビュー開始
パスカル:
本日はよろしくお願いします。
prmyrmさん:
よろしくお願いします。
パスカル:
まずはじめに、性格タイプ診断に出会ったきっかけと性格タイプを教えてください。
prmyrmさん:
えーっと、多分その友人にやってみてって言われたのがきっかけだったんですけど、5,6回診断する機会があって全部INFPだったので割と似たような感覚で生きているのかなって思います。
パスカル:
そんなにやったんですか(笑)
prmyrmさん:
そうなんです。韓国語の勉強をしてることもあって韓国の友達も多くて、それで聞きたい人が多かったのかなと思います。
パスカル:
なるほどなるほど。韓国で結構流行ってますよね。
それで、実際に結果を見てどういうところが合ってるなって思いましたか?
診断を受けて共感したところ
①自分の意見をあまり出さないこと
prmyrmさん:
まず、仲介者っていう名前からしてもう合ってますね。
自分の意見は常にあるんですけど、それを人に言ったりとかそういうことはあまり多くなくて、基本的には仲介者でいるみたいな感じです。
パスカル:
自分の意見は結構強いほうなんですね。
それを出さないっていうのはどうしてですか?
prmyrmさん:
うーん、なんだろう。自分の意見を出すことで、もちろん受け入れてくださる方もいるかもしれないですけど、自分とは違う意見を持っている方もたくさんいて。
その方たちが「それは違うんじゃない?」とか、良かれと思ってアドバイスをしてくれた時も、私は自分の意見をすごい大切にしているので、傷ついてしまうんですね。
だから多分自分を守るために意見を出さないっていうのはあると思います。
パスカル:
なるほど。自分の意見を強く持ってるからこそ、相手から言われると傷つくというか、あんまり嬉しくないというか、、、
prmyrmさん:
はい、そうです。ちょっと大きな主語にはなっちゃうんですけど、INFPの方ってそもそも自分から相談するみたいなことはあんまりしないと思うんですよね。
パスカル:
そうなんですか?
prmyrmさん:
さっき言ったような感じで、自分の思ってることとか、考え方が結構確立しすぎているところがあると思うので、自分で分かってたら意見をもらうみたいなことってめったにないなっていうか、質問しても帰ってきてほしい言葉が決まってるみたいな感じで、
パスカル:
あー、なるほど。
prmyrmさん:
それはやっぱり必要ない過程なので、相手に求めるのって良くないと思うんです。だからこそあんまり考えを言わないんですよね。だから、そもそもアドバイスを受ける機会もないというか、本当に無理やり「相談聞くよ」とか言われない限りないかなって思います。
パスカル:
良かれと思ってたとしてもアドバイスはあんまりですか?
prmyrmさん:
うーん、、、
でもその人がそういう意見を持っていて、自分のことを心配してくれているんだなっていうのは分かりつつ、
でも、なんていうんでしょう、うーんちょっと、、ってなりますね
それは分かってるんだけどなって。
パスカル:
ああ、なるほど。やっぱりさっきの考えが確立している話に繋がってて、自分の中でずっと考えて、気持ちとか答えとかが既に出てるんですね。でも相手の気持ちも無駄にはしたくないし、板挟みになるみたいな。
②自分が助けられることがあるなら助けたい
prmyrmさん:
他に共感したところで言うと、人助けみたいなものを使命だと感じやすいっていうのがよく書かれてると思うんですけど、それは近いかなって思いますね。
人が怒ってたり、機嫌を損ねてたりっていうのを感じたら、言葉をすごく慎重に選んで発言したり行動したりするみたいな。なんか、人助けをするとちょっと違いますね(笑)
パスカル:
そうですね(笑)
prmyrmさん:
なんていうか、人助けっていうよりかは、使命感みたいな感じですかね。
それで自分の業務が増えるとしてもあんまりためらうことはないというか。
パスカル:
うーん、難しいですね。もう少し詳しく聞かせてください。
それって困ってる人がいたら、「自分が助けなきゃ!」って気持ちになるって感じですか?
prmyrmさん:
助けなきゃ、っていうのとは違うと思うんですけど、、、
パスカル:
なるほど?
prmyrmさん:
争いごととかが苦手な性格と繋がってると思ってて、人が怒ってたりしてたらすぐに反応して動き始めるので、それもあってそういう行動に出るのかなとは思います。
パスカル:
じゃあ、「怒ってる人」じゃなくて「困ってる人」だったらどうですか?
ご年配の方が歩道橋の前で重そうな荷物を持って大変そうにしてたりとか。
prmyrmさん:
えっと、多分ややこしい話になってしまうので申し訳ないんですけど、もしそういう方がいたとして、自分がそれを持ってあげるみたいなことが必ずしも正しいとは限らないなっていうのがあって、
パスカル:
うんうん。
prmyrmさん:
もちろんその方が100%受け止めてくださる方だったら、それはやりたいなと思いますけど、そうじゃない方もたくさんいて「そんなこともできないと思ってるのか」って思われる方もいますし、だからこそ色々考えた末にやらない、みたいなことはありますね。
困っているっていうのが分かっていても手助けできないことはすごい沢山あります。
でもやっぱり根本の感覚として、もし自分が助けられることがあるなら助けたいっていう気持ちはあります。
パスカル:
確かに何が善かって相手にしか分からないことなんですよね。
「困っている人がいたら助ける」っていう風に盲目的に決めることってある種思考停止の面もありますから、やっぱりその場でその場で相手のことを考えられるのってすごいなと思いますし、結構根気がいることなんじゃないかと思いますね。
prmyrmさん:
そうかもしれないですね。あとは、共感力があるっていうのも、私は悲しんでいる人とか、そういう様子を見て自分も悲しくなるみたいな共感をすることが多いので、それは当てはまってる気がします。
おすすめの本・音楽
その人単体として尊重するような気持ち
パスカル:
話が急に変わって申し訳ないのですが、おすすめの書籍や音楽はありますか?
prmyrmさん:
えっと、島本理生さんの「星のように離れて雨のように散った」っていう本が好きです。
パスカル:
理由を伺ってもいいですか?
prmyrmさん:
そうですね、、難しいんですけど、例えば「自分自身と混ざる前の、ただ単体としてそこに存在していた相手のことが好きだった」みたいな文章があるんですけど、なんかそれすごい分かるんですよね。どうしても自分自身が関わることで相手が幸せになれるとは思わないところがすごくあるので、、、
パスカル:
なんとなく分かるんですけど、もう少し具体的に聞いてもいいですか?
prmyrmさん:
例えば、私が仲良くなりたいなって思う人がいてその人と仲良くなったら、その人が向けてくれる行為とか言動が、私のその人のイメージになると思うんですけど、
でもそうなってしまうのは私の中では違う感じがして、、、
パスカル:
ふむふむ。
prmyrmさん:
なんだろう、どれだけ仲が良かったとしても、相手の方の幸せっていろんな形があると思うんです。
結婚することとかかもしれないし、なんかいろんな幸せの形が、ほんとうにいっぱいあって。
私と相手が関わることってそれと関係ないなって思ってしまうんです。私は私との関係の中で生まれる”その人”じゃなくって、その人単体、その存在自体を絶対として見ていて、幸せになってほしい、幸せでいてほしいってすごく思うので、、、
パスカル:
だから自分自身と混ざる前の”あなた”が好きだったっていう気持ちになる
prmyrmさん:
そうです。私の感覚では、自分と他人とかじゃなくて、自分とこの人、自分とこの人みたいな感じでもっと細分化されているような感じです。その人単体っていう感じで。
そういう気持ちが書かれている文章ってあんまりいないなって思って、この本を見た時に、「わあっ」ってなって嬉しかったです。他にも同じように共感できるところがいくつかあったりしてすごい好きな本なんです。
パスカル:
すごく面白そうですね。読んでみたいです。
他に好きな本とかありますか?
もやもやをそのまま描き出すこと
prmyrmさん:
太宰治の「女性徒」という本が好きですね。
常日頃から物事をぐるぐる考えちゃうことがあって、女生徒はそれが全部そのまま書いてあるので、すごく読みやすいなって感じるのと、あとこの小説って太宰治がファンの方の日記を貰って書いたみたいで、
パスカル:
ええ、そうなんですか
prmyrmさん:
そうみたいです。それですごいリアリティがあって、読んでいて気持ちいというか腑に落ちるなって言うのが理由だと思います。
パスカル:
あー分かります。自分も読んだんですけど、すごく心情描写が丁寧ですよね。
そしたら、好きな音楽の方も伺ってもいいですか?
prmyrmさん:
音楽というかアーティストはヨルシカっていうアーティストが好きです。
パスカル:
ヨルシカのどういうところが好きですか?
prmyrmさん:
うーーーん。なんだろうな。例えば、本とか映画とかって、なんていうか答えが最後に提示されることが多いと思うんですけど、それよりかはそこにある悶々とした気持ちとかを大切にしていて、それをそのまま引き出してくれるような創作物がすごく好きで。それをすごい体現しているなって思うのがヨルシカだなって。
パスカル:
特に好きな曲とかってありますか?
prmyrmさん:
ヒッチコックって曲があるんですけど、結構分かりやすい歌詞の中で、本当に自分のやわらかい部分みたいなのを、突き刺しながら、奏でてるようなメロディと歌詞。なんかすべてが私の中では安心するなあって思います。
これちゃんと伝わってますかね、、、(笑)
パスカル:
何となくは分かります。結構本の好みともつながっている気がしてて、それこそ、自分が普段思っているような、もやもやした気持ちを本当にそのまま表現してくれたりすることで自分が肯定される感覚というか、肯定じゃなくて多分安心の方が近いかも。そういう感覚はあるなって自分も思いますね。
prmyrmさん:
安心する感覚、、、でも多分そういう感覚に近いと思います。
どうやって心を開いていくのか
パスカル:
偏見かもしれないんですけど、INFPの方って自分の思っていることをそのまま言える人がいなくて、悩んでいることがある気がするんですけど、合ってますかね?
prmyrmさん:
うーん、悩んでるというか、それって結構当たり前のことじゃないかなって思っているので、普通過ぎてあんまり悩みにならないかもしれません。
パスカル:
ほうほう。
prmyrmさん:
人に対して一線を引いているというか、どれだけ仲がいい友達だったとしても、この人には話せるけど、この人には話せないみたいなのは凄い細かくあるし、知られたくないところみたいなのが、明確にひとりひとりあるので、
パスカル:
なるほど。
prmyrmさん:
なんだろうな、それをすべて突破できることってなかなかないんですけど、もしできたときに、例えば私が自分の欠点とかの輪郭をなぞるような話をした時に、受け入れてくれてるって感じたら、その相手のことをめちゃめちゃ好きになりますね。
でもそんな人はめったにいなくて、今のところ2人しかいないです。でも、2人もいるのはとてもいい方だと思ってるので悩みではないですね。
パスカル:
ぽろっとそういうところを見せた時に受け入れてくれそうな感じを見てるってことですかね。
prmyrmさん:
そうですね。それを結構いろんな方向性から人に対して投げかけることは多いです。この人はこの発言についてどう反応するんだろうみたいなのはめっちゃ見てます。それでどんどん自分の内側の気持ちの部分まで見せられるようになっていくと、核心に触れるようなことを話せるようになって、みたいな感じですね。
パスカル:
そう聞くと、言い方はあれですけど結構臆病というか、知られたくないところを守っているというか。
prmyrmさん:
そうかもしれないです、自分のテリトリーにずかずか入ってこられるというか、壊されるとか、そういうのがほんとうに怖くて。なのでそういう気持ちもあるかもしれないです。
パスカル:
なるほど、聞いてて思ったんですけど、自分のために相手に言えないこととはもちろん、相手のために言えない部分もあるんじゃないですか?。
prmyrmさん:
確かにそうですね。それもありますね。
パスカル:
じゃあ、次の質問ともつながるんですけど、幸せに生きれるとしたら、そういう無遠慮に入ってくる人とは距離を置きたいですか。
prmyrmさん:
それはそうですね。なんというか幸せの前提みたいな感じですね。
ただ、自分からそういう人と付き合うっていうのはないかもしれないんですけど、私自身、人からの良くない攻撃、自分と合わない考えとか、そういうのが影響で私は思考を繰り返してるし、全て共感できる・安心できるものばかりだと、なんだろうな、創作物も凄くつまらないものになってしまうなって思うし、そういう面では貴重なことだと思うんですよね。ただ共生できないってだけで、、、変な話ですけど、、(笑)
パスカル:
実際にそういう人に遭ったら困るけど、、
prmyrmさん:
そういう面では必要だなって思ってますね
性格診断との付き合い方
パスカル:
最後に同じタイプの方に一言アドバイスって言ったら話がおかしくなりますけど、なんか、、、言いたいことありますか?(笑)
prmyrmさん:
うーん、今ここでこういうことができるよみたいなポジティブな意見とかアドバイスを言われても、多分誰も頭に入らないんじゃないかなって思っちゃうんですよね(笑)だから特に言えることなんてないと思うんですけど、、、
パスカル:
そうですよね。
prmyrmさん:
うーん、なんていうか自分のタイプが出て、そのタイプに対して考えを巡らせたり共感するっていうのも、もちろん大切だと思うんですけど、どちらかというと他のタイプのことを調べてみた時に、自分の普通が普通じゃないんだっていうことに気付けるのが性格類型の一番いいところだと思うんです。
パスカル:
確かにそうですね。
prmyrmさん:
私だったら理想主義で平和をすごく求めていて、だからこそ自分が正しいことをしてるって思い込んでしまったり、自分の中の正義を、社会的にも正義だって思うものと調和させて答えを出すと思うんですけど、それに合わない他の人全員理解できないってなっちゃうこともあって。
でもそういう時に考え方が違うとか、自分の感情って特殊な感情なんだって思う方が充実するかなと思うんですね。だから、そういう風に性格診断を楽しむのもひとつの方法かなって個人的には思ってます。
パスカル:
なるほどなるほど。ちょっと無理に回答してもらったみたいで申し訳ないです。
でも、確かに性格診断って自分と相手の考え方の違いを知る良いツールだと私も思っているので、ほんとうにおっしゃる通りだなと思います。
prmyrmさん:
いえいえ、全然大丈夫ですよ!
パスカル:
そうしましたら、時間もギリギリなのでインタビューを終わりにしたいと思います。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
prmyrmさん:
こちらこそ、ありがとうございました!
編集後記
相手のことを1人の相手として尊重していて、その人のために色々なことを考えられる方だと言葉の節々から感じました。
気持ちを言葉にするのって凄く難しいことだと思うのですが、それでもインタビューとして回答いただき、記事にすることも承諾してくださったprmyrmさんに感謝です。
インタビューを受けていただきありがとうございました。
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