今回はINFJとINFPどっちのタイプか分からない人向けに
性格タイプの違いを説明していくぞ。
どっちも凄く似てるなって思う時もあるけど、
やっぱりなんか違うんだよね、、、
INFJとINFPの共通点
・理想主義
・聞き上手
・繊細で思慮深い
・大人数が苦手
・芸術的、クリエイティブ
・思いやりがある
・相手の感情によく気付く
INFJとINFPの異なる点
第一印象の違い
INFJの第一印象は親しみやすい。知っていくうちに壁を感じるようになる。
INFPの第一印象はクール。知っていくうちに温かみを感じるようになる。
INFJとINFPの第一印象は大きく異なります。
INFJは感情豊かに話し、相手の言葉に対して大きくリアクションするのに対し、
INFPは控えめな感情表現で、警戒してるような印象を与えます。
これはINFPが自分の内面に意識を向けているため、外の感情に意識が行きづらいため起こります。
相手の言葉に対して自分の感情や価値観のフィルターを通して反応するため、表情にするまでに時間がかかるのです。
成熟したINFPは外向きの自分を持っており、第一印象でも親しみやすい印象を与えることができます。
しかし、やはり節々で自分の感情を参照する場面があり、その際には表情の動きが少なくクールに見えるでしょう。
逆にINFJは周囲の人の感情へ意識を向けているため、相手の感情に素早く”反応”します。
これは必ずしも自分の感情と正確に一致している必要はなく、円滑にコミュニケーションを進める方が優先になります。
そのためINFJは自分の感情を素直に開示したりすることで、いったん相手を受け入れて話をしますが、
そこで自分の本当の心を見せるか判断するのです。そのため、開示したときに理解されないと感じた場合は壁を作るようになります。一方INFPは、最初から壁を作り話していく中でその壁を崩していくイメージになります。
そう言われてみれば、
INFJの子とまだちゃんと仲良くなれてない気がする
実は壁を作られてたのかな、、
感情が先か目的が先か
INFJは目標が第一で感情は二の次
INFPは感情が第一で目標は二の次
INFJは目的志向の性格タイプです。一度自身の中で目標を設定した場合、その目標を達成するために自分の感情を脇に置いておくことが簡単にできます。
それに対しINFPは感情志向のタイプです。その目標が自分の価値観や感情的な正しさに即していないとき、目標を中断・修正することができます。
このため、INFJは時に意固地になり目標を達成しようとし、自分の体調を崩したり、真に自分がやりたかったこと(心が動くこと)から知らず知らずのうちにずれてしまうことがあります。
その点、INFPは感情や価値観を指針としているため目標は基本的にぶれることはなく、常に感情の精査によって理想が保たれます。
個人か集団か
INFJは集団の目標を大切にし、個人は後回しになることがある
INFPは個人の目標や感情を大切にし、集団はの目標は後回しになることがある
感情か目的かの判別方法は、集団の中でも同じように当てはまります。
INFJは集団の中の目標やゴールを最重視し、個々の感情は場合によっては見過ごされても仕方がないと考えます。
INFPは個々の感情が大事であり、それは確固たるものとして、目標や手法を柔軟に変更しようとします。
これは、INFJが周囲の感情や価値観を大事にする集団主義的な考え方なのに対して、
INFPが個人主義で自由主義的な考え方をすることから起こる違いです。
もちろんINFJも個人の感情を犠牲にしない方法を考案しようと努力はしますが、やむを得ない場合は自分が率先して犠牲になることで他者の犠牲を和らげる方向へ動きます。
恋愛でもINFJは関係性を維持することを重視し、INFPは個人の感情を尊重します。
この集団の価値観を大切にするか、個人の価値観を大切にするかでもタイプの判定ができます。
感情の感じ方と強さの違い
INFJは自分の感情を比較的感じにくい(特に人と会っている間)
INFPは自分の感情をはっきりと感じることができる
INFJには自分の感情が分からない人が少なくありません。これは育ってきた環境にもよりますが、大きな原因は他者の感情に意識を向け続けているからです。
共感の仕方でも話した通り、自分の感情を認識するには自分の内面に意識を向ける必要がありますが、
INFJは外側に意識が向いているため、自分の感情を一旦差し置いて他者に共感します。
そのため、INFJは1人になったときにはじめて自分の感情を理解することが多いです。
しかし、紙に書きだすなど努力して意識しなければ、その感情も消えていき自分の感情を知覚することができないINFJになってしまいます。
一方INFPは自分の感情を容易に知覚することができますが、相手の感情を把握するよう努力しなければ相手を理解できるようになりません。
どちらのタイプも自分/他人の感情を理解するためにそれぞれ努力する必要があるのです。
共感の仕方の違い
INFJは相手の感情を追体験する形で共感する
INFPは相手の感情を呼び起こす形で共感する
INFJは共感をする際に、相手に「心を奪われる」形で共感します。
これは、自分の感情が小さくなり相手の背景や文脈を想像することで相手の感情を追体験するやり方です。
一方でINFPは共感する際に、自分の心を「相手の中に置く」形で共感します。
相手の感情を自分の中で想像し、その感情を文字通り心の中で再現することによって相手に共感します。
INFJの方では、話を聞いている最中に自分と相手の感情を区別することはありませんが、
INFPは話を聞きながら自分と相手の感情を区別することができます。
INFJが「それはつらかったね。」というのに対し、INFPは「それはつらいよね。」と言うようなことで、
前者が相手の視点に立っているのに対して、後者は自分の視点から共感しているのです。
INFJは相手と同化しているので、その話を過去形で捉えます。
INFPはその感情を今思い起こして自分で感じているので現在形でつらいよねと反応するのです。
上記はあくまで一例ですが、共感している時に自分の感情と相手の感情を区別できるかで考えてみるとよいでしょう。
これは心理機能のFiとFeの違いだよね!
そうだ。よく勉強してるな。
詳しく知りたい人は以下の記事を参考にするといい。
INFJ, INFPをもっと詳しく知りたい人はこちら!
いかがでしょうか。INFJとINFPは一見似ているように見えますが、
深く付き合っていくと考え方や感情の捉え方が大きく異なっていることが分かります。
是非本記事をタイプ判定の参考にしてみてください。
INFJ, INFPの個別記事は以下のリンクからどうぞ。
また、深くMBTIを勉強したい人は以下の書籍も参考にしてみてください。
タイプ判定や自分のことを知る際に参考になると思います。